2014年10月28日火曜日

ペッパーはアイボの夢を見るか

こんにちは 野村です。


少し前の話になってしまいますが、ソフトバンクのペッパー発表から遡ること3ヶ月前、アイボの修理クリニックが2014年3月をもって閉鎖された。
アイボは1999年にソニーが発売した体調30cmの子犬型のペットロボットで、当時は発売20分で3000台が売り切れるフィーバーぶりだった。今でも根強い「飼い主」がいる。

AIBO、君を死なせない 修理サポート終了「飼い主」の悲しみ
http://dot.asahi.com/aera/2014072800041.html?page=1

一つの時代が終わったというか、始まったということか、ペッパーの発表から遅れること1ヶ月、今度は、MITの准教授が開発した家庭用ロボットJIBO(個人的にはこっちの方が可愛い)のクラウドファンディングの開始が発表され、既に目標の10倍近くの資金を集めたという。

私自身は中途半端な(失礼)人型ロボットというのはどうにも気持ち悪いが、ペッパーも田舎で一人暮しの母と引きこもりの息子に買ってやろうかと思ったほど。それに比べて我々企業ビジネスでのITのなんと貧相なことよ。
効率化とかコスト削減とか、そういうことが目的になっているからか。
それはそれで仕方がないとしても、アイボはスカートの中を覗けない設計になっていたという、それくらいのチャーミングさ(モラル?)があっても良いのではないかと。

映画 ブレードランナーで、ハリソンフォード扮するアンドロイド取締官が、美形レプリカント(アンドロイドのことですね)に “say kiss me”と迫るシーンは若かった僕を震わせた。

ビジネスの世界では、ビッグデータもバズワードから実活用の段階になりつつあるが、私達が取り組んでいるストリームコンピューティングやCEP(Complex Event Processing)では、医療機器からのデータを監視することで新生児の体調異変やウイルス感染の兆候を発症前に検知したり、株価や市場に影響するデータからアルゴリズム取引を行ったり、インターネットバンキングでのネット上の振る舞いから不正を見破って被害が出る前に取引を遮断したり、と、少し知的なことができるようになってきた。

私達はこれをもっと一般的な仕事に応用できないか頭を悩ましている。現場の暗黙知、例えば優秀な営業マンなら「当たり前」と思って行動していることを、誰でもできるように支援してあげるとか。なんて考えていると、そもそも優秀な営業マンとは何ぞや、となる。

成績の良い営業マンの“Best of Breed”(良いとこ取り)集めても、碌な人格にならないだろうし。人格者の行動だけをなぞっても売上あがるとは思えない。
未だ答えはないが、少々人間らしさ、時としてビジネスとしてはエラーになるものを混ぜておかないと、現場とは馴染めないだろうな、とは思う。
(やってみなけりゃ分からない、という方は、ぜひ僕達と遊びましょう。ご連絡お待ちしてます)

営業課長が、営業支援システムに「お前はずっと俺のことを見ててくれてたんだよな」なんて日がいつか、恐らく 日本が一番先に来るはず。

なんたってアイボをこれだけ愛することができる国民なのだから。

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