2014年10月21日火曜日

サッカーとリアルタイム分析 Part 2

データアナリティクス事業部の宮本です。



以前のブログで「サッカーとリアルタイム分析」について書かせて頂いた中で、色々な手法でプレーをリアルタイムで分析しているという事を紹介しました。今回は現実にどのように分析を行っているかというところを調べてみました。

前回の記事についてはこちらをご参照下さい。
サッカーとリアルタイム分析
http://bitbspdata.blogspot.jp/2014/07/blog-post_24.html


今回ご紹介する、実際にサッカーをリアルタイムに分析しているチームというのは、香川選手、岡崎選手、長谷部選手など多くの日本人選手が活躍しているドイツのブンデスリーガに属するTSG1899ホッフェンハイム(以下ホッフェンハイム)というチームです。ホッフェンハイムは少し前まで現ガンバ大阪所属の宇佐美選手なども所属していたチームです。

TSG1899ホッフェンハイム - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/TSG1899%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A0

このチームでは、選手が身に着けたセンサーから発せられるデータをインメモリデータベースに集め、各選手やチーム全体としての動きをリアルタイムに分析しトレーニング方法の改善や試合の戦略策定に役立てているそうです。
実際には、すね当て、ユニフォーム、ボールにセンサーを付けて、選手のパフォーマンスの特徴、たとえば加速力、最高速、ボールコンタクトなどをリアルタイムに計算し、選手ごとおよびチームの合計としてビジュアルに表現して分析しています。

具体的にどのように分析されているかは動画を見るとよくわかるので、こちらもどうぞ。



ブンデスリーガ・ホッフェンハイムの秘密兵器-
センサーデータを活用した選手のパフォーマンス解析

どのような経緯でこのような分析しようとしたのか気になっていたのですが、どうやら1990年にSAP創業者の一人ディートマー・ホップがオーナーが2013-14シーズンからメインスポンサーにおり、関係が深いようです。

ちなみにサッカードイツ代表はRealtime Football Analytics for Broadcast by SAPというツールを使って試合のデジタル化をしているようです。こちらのツールは今年のワールドカップでも活躍したようです。

実はドイツ代表を始め、ブンデスリーガ、下部リーグドや女性リーグなどのグラブチームも属しているドイツサッカー連盟が長年のSAPユーザーだそうです。
このドイツサッカー連盟は会員数が680万人、選手数も200万人いるかなり巨大な組織だそうで、最近ではCRMを導入し、会員へのマーケティングを強化しています。

ホッフェンハイムが行っているリアルタイムなパフォーマンス分析の具体的な効果はまだわかりませんが、導入直後と思われる昨年の2013-14シーズンは9位で終わり、一方今シーズンはまだ7試合(2014/10/17時点)しか終わっていませんが2位につけています。

前回の記事では過去の動画などを分析した手法でしたが、今回はセンサーやウェアラブルデバイスを使ったリアルタイムな分析を具体的にやっていました。ドイツはかなり進んでいるようで、今後も色々な手法を使ったリアルタイム分析が出てきそうです。
個人的には効果がどうなるのか気になるところなので、しばらくホッフェンハイムの動向を追ってみたいと思います。

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