2014年11月11日火曜日

Leap Motionの次は、CEP(Complex Event Processing、複合イベント処理)で!

データアナリティクス事業本部の奥村です。


映画『マイノリティ・リポート(Minority Report)』はとっても面白いです。ハラハラドキドキのSFクライム・アクションのストーリー展開に加えて、IT関連の幾つもの興味深い内容と、それらを散りばめたシーンが本作品を特別なものにしています。

ITを生業とする方々には、実にたまりません!
しかも、この映画で描かれたITがドンドンと現実のモノに近づいて来ているのです。

本作の公開は、今から12年前!の2002年です。製作期間含めれば、更に以前の時期に諸々をデザインしている訳ですね。この点は、原作であるフィリップ・K・ディック作の短編小説『少数報告』の凄さも有りますが、映像作品として製作した米国ドリームワークス社の仕事が実に秀逸なのでしょう。
主演トム・クルーズながら、『ミッション・インポッシブル』とは趣が異なるシリアスな凄み有る作品です。ここは、スティーブン・スピルバーグ氏監督作品である点も見逃せないでしょう(『ミッション・インポッシブル』のブライアン・デ・パルマ氏も素晴らしい監督ですが、芸風の違いってトコでしょうか)。

ストーリーは割愛しますが、IT関連の幾つもの興味深い内容についてご紹介します。

本作は、未来のUI(ユーザインタフェース)を提示した映画として大きな話題になりました。トム・クルーズが、ITを駆使する際に、空中に映し出されたスクリーンに手をかざして操作するシーンが登場します。情報によって、複数のスクリーンをオープン&クローズ〜ジェスチャー認識(空中動作入力インターフェイス?)によって操作されます。そして、指先ポインティング・デバイス?も大活躍です。

タイトルにも書きましたLeap Motionの様に、有用性は別にして(失礼!)、製品化されて現実に近づいているモノが出ています。本年9月に開催され、25万人以上の来場者で盛り上がった「東京ゲームショウ」でも色々な技術が話題になり、TVニュースでも取り上げられ話題になりました。

IT関連の幾つもの興味深い内容は、この様なUIだけでなく、以下の通り盛り沢山です。
  • 個体特定
    顔認識による顔認証ならぬ網膜スキャンによる眼球生体認証で特定します。スマホ等デバイスからの発信をビーコンが受ける方式でなく、スキャナーで眼球データを取りにくる方式です。さぞかし、大量のスキャンデータが飛び交って処理されている事でしょう。
  • 個人(個体)マスター台帳の一元管理
    国民総背番号制どころでなく、スキャンにより獲得した個体識別idからマスター照合により、個人情報は勿論、家族関連など付帯属性情報も瞬時に処理されます。
  • 過去履歴データ蓄積と活用
    当然、マスター台帳だけでなく、様々に発生した事柄=トランザクションデータを過去何年にも渡って蓄積しているのでしょう。経年でビッグ・データとなった情報をフル活用です。
  • リコメンデーション・エンジン
    ビッグ・データを元に「本日はXXXがオススメです、いかが?」って訳です。
  • デジタル・サイネージ
    処理結果からの情報フィードバックはデジタル・サイネージとしてのスクリーンになされ、音声でも語りかけてくれちゃいます。
以上のようなセンサーデータを含めた大量(Volume:量)の、様々な(Variety:種類)、リアルタイムに発生する(Velocity:頻度)データ処理をこなしていく訳です。

UIに続いて、こちらも現実のモノに近づいていますね。重要なのは、大量のトランザクションデータを処理する事ですが、これは取りも直さずビッグ・データから必要かつ有用なデータを特定する事でしょう。言い換えるならば、不要なデータを捨てて、有用なデータに絞り込んで処理する技術でしょうか。何が有用で、何に有用なのかは、当然人間が設定してシステムに教え込まないといけません。

これぞCEP(Complex Event Processing、複合イベント処理)!
CEPとは、次々と発生する大量・多種のデータをリアルタイムに分析、変化をいち早く察知し、瞬時に適切なアクションを起こす。
リアルタイム性を極限まで追求する技術として、ビッグデータ活用におけるキーテクノロジといわれています。

CEPこそが『マイノリティ・リポート』の世界を現実のモノにしていく次の一手なのです!

ちなみにビーコンITには「APAMA」というCEP製品を取り扱っています。
興味のある方は、是非一度ご覧ください。


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