2015年2月3日火曜日

空気を読みすぎるシステム

データアナリティクス事業部の野村です。



自分が相当にテレビ好きだということに最近気がついた。
その日3度目のE-girlsのライブ映像(※注1)を見終えたら、朝から10時間近くテレビ画面を見ていた。メシとトイレの時以外ずっと。
こんなに嫁の顔を見つめた記憶がない。愛する人の瞳よりも、親の背中よりも、かわいいかわいい子供達の姿よりも、圧倒的にテレビ、なのである。

そのテレビで、美輪明宏さんが何かの番組の締めでこういうことを言っていた。
「氾濫する情報に流されないためには、物事を俯瞰的に見る、そのためには知性が必要なのです」云々。
番組を最初から見ていれば心に刺さるお言葉だったのだろうが、チャンネル変えた直後だったので、当たり前の普通のセリフしか聞こえず、「それで?」って感じになってしまった。

やっぱり前フリというか、プロセスは重要なのですね。
テレビプログラムなので、ある程度スケジュールされたストーリーはあるのでしょうが、こういうセリフが、ここぞ、というタイミングで出てきたら格好良いだろうな。
空気が読める、というのはスゴイことだけど、これは人間がやっているから。
空気が読めるシステムがあれば良いね、なんて話をこのブログでもしたけど、これも行き過ぎると胡散臭い。
空気を読む、というのは、関わる人の属性やその時の環境、とその前のプロセス(話している事や話し方、表情、動作 etc.を含む文脈) を分析して、何らかの行動を起こすということ。
空気を読む人は、無意識の内に分析してるんですよ、あなたのことを。知られすぎるのは怖いでしょ。

ビジネス、特に今私がいるITの世界では、分析とプロセスマネジメントが大流行だけど、ビジネスは人が絡むので、これだけでは上手くいかない。
人には個性があるからだ。

何事でも決められたストーリーだけでは、面白いものはできないと思う。
人には個性があるからだ。

巨人の星やあしたのジョーの原作(シナリオ)を作った梶原一騎氏は、ストーリーから考えない。まずは、登場人物のキャラクターなのだそうだ。
野球マンガでどんな劇的なストーリーを描こうとも、一番打者から九番打者まですべて3割30本100盗塁のスーパースターを並べてしまうとナンも面白くないのである。

個性ある人がいるから仕事も面白い。
なので、分析できてしまうことやプロセス制御で足りるコトは逆にコンピュータかロボットにやらせてしまえば良いのである。
人の仕事は変わるけど、個性がある限り、人の仕事はなくならない。
イノベーションは技術だけの話ではない。僕達の仕事への関わり方を変えてしまえば、技術をどう使えば良いかも、もっと具体的に分かるかもしれない。

と、テレビを見ずに考えた。やっぱり時々はテレビを消して妻の顔を見よう。忘れてしまわないうちに。


(※注1) E-girls…
AKBを卒業した末娘がはまっています。私ではありません。
が、もう全員の名前憶えちゃったよ。かなりカッコええです。




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