2015年7月14日火曜日

最近のfacebookを見ていて思うこと

データアナリティクスグループの左近です。



以前、このブログの記事で台湾・九份の写真を載せました。

あれから半年ばかり経ったんですが、個人のfacebookで同じような写真を5枚は見ました。
みんな揃いも揃って赤提灯。しかも大体夜。ライトアップされた例の喫茶店。
当然僕はその人たち全員と旅行した訳ではないので、各々が好きなように台湾を旅して、その旅行のハイライトというかシンボルとして、あの喫茶店の写真を収めてSNSにアップしているのでしょう。
(大体、鼎泰豊の小龍包を収めた写真とバーターですね。)

敢えて前回のブログでは書かなかったのですが、どうやらデマらしいですよ、奥さん。
ジブリスタジオが公式に否定しているらしいのです。
「九份は千と千尋の神隠しのモデル地ではありません」って。

本当は見てしまいました。
九份行きの交通手段を調べている中、確かに僕はそのNAVERまとめを見てしまったのです。
でも、嫁があまりにも楽しみにしていたので、何も知らないフリをしました。
「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない。」
カエサルさんのお言葉らしいです。

この事をね、僕を含めて誰もfacebookに書かない。
九份が赤提灯以外ほとんど見所ない、って事も。
折角だからと中に入ってお茶飲もうとすると、結構良い値段取られる、って事も。
夜市の写真はあっても、誰も臭豆腐の屋台をピックアップした写真なんかアップしない。
そりゃそうでしょう、全く写真映えしないですからね。
赤提灯よりよっぽどインパクト強いですよ、あのニオイ。

SNS(というか主にfacebook)ってもうナイスorビューティフルな写真の展示場みたいになっている気がします。
一部を除いてほとんどネガティブなものを見ない。
ネガティブだとしてもシュールさというかファニーな要素が含まれていて思わず「いいね!」を押してしまうような。
嫁に新婚旅行の行き先としてモルディブをやたら推されるのですが、行ったこともないのに既視感がすごい。
あの凄い綺麗な海ね、うんうん、知ってる。
何を?

facebookがスマッシュヒットしすぎて、自分の会社の人だったり、お客様だったり、かつての恩師だったりと、色々な人の視線に晒されているような中で、あまりのマズさにマーライオンのごとく口から臭豆腐を吐き出している写真なんかアップできません。
だからタイムラインに並ぶのは、そこそこ洒落た写真と当たり障りのないコメントばかり。
不文律のようなモラルの境界線がはっきり見えてしまいます。

最近下火になりましたが、一時期SNSのデータをテキストマイニングしてユーザの潜在的な傾向を探る、みたいな流行がありました。
「ノウハウが~」とか「技術が~」とか色々言い訳もあってあまり流行りませんでしたが、そもそもマイニング(mining)って「採掘」って意味じゃないですか。
いやいや、宝石の展示場みたいなところで何を採掘するんですか、と。
かつての個人ブログとかなら好き勝手書けたのかもしれませんが、今はやっている人も大分減りましたし。
このご時勢、facebookにアップされてるのは大体が程よく収束した最大公約数ばかりになってしまっているような気がします。


前年に引き続き、今年も自社のユーザ会の研究グループにコーディネータとして参加することになったのですが、その中で「非構造化データ分析」がやっぱり研究対象の一つとして挙がりました。成功事例少ないですからね。

そうすると、判を押したように「SNSデータを活用したテキストマイニング」もコンテンツとしてくっついてきがちですが、残念ながらfacebookがここまでパブリックスペースとして広がった以上、真っ向からデータを突き回しても「目からウロコや!」的な何かは得られない気がします。
少なくともゴールドラッシュは無い。多分。

「思い出はいつも綺麗だけどそれだけじゃお腹が空くわ」
ってJUDY AND MARY時代のYUKIさんは歌っていました。
ほんとそんな感じ。

ただ、テキストマイニングについて、研究対象としては凄く興味があるので、まだ手段はハッキリしていませんが、従来とは別のアプローチでトライはしてみたいと思います。
対象はfacebookやtwitterじゃなくなるかもしれないけれども。
何か皆様のお役に立てそうな情報があれば、随時このブログを通じてお伝えして参ります。

乞うご期待。(ハードルあげすぎ?)


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