2015年12月4日金曜日

NFLのIoT導入に思うこと

データアナリティクス事業部の宮本です。



いよいよ12月に入り、残すところ30日を切りました。
今年も色々な事があった年なはずですが、やはりあっという間に12月になってしまいますね。
と、どこかのアナウンサーが言ってそうな時期になってしまいました。

以前の記事でもサッカーにセンサーを付けてトレーニングの分析を行っている話を紹介しました。

サッカーとリアルタイム分析
http://bitbspdata.blogspot.jp/2014/07/blog-post_24.html
サッカーとリアルタイム分析 Part 2
http://bitbspdata.blogspot.jp/2014/10/part-2.html

NFL(米プロフットボールリーグ)でも似たような事を行っているようで、IoTを使って試合中の選手のデータをアプリでファンへ提供する試みを行っているようです。

NFLにIoTの波、全選手がRFIDタグを装着(上)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/idg/15/092900073/092900001/?k3

記事の内容をざっくり要約すると
・ショルダーパットに入れたタグ(RFIDセンサー)から発信される情報をスタジアムに設置したレシーバーで受信
・タグは電波の送信を1秒間に最大85回行うことができる。また、タグが電波を発信してから、そのデータがサーバーに届くまでの時間は、約120ミリ秒で位置データは誤差が6インチ(約15cm)以内という精度
・このタグによってフィールド上の各選手の位置、移動速度、移動距離、加速度などがリアルタイムに取得できる
・上記の情報をXbox OneとWindows 10用のNFLアプリで活用し、ハイライト映像に加工してファンへ提供される

実際にアプリの動画を見てみましたが、リプレイ映像に選手の走っているスピードや、エンドゾーン(相手ゴール)までの距離を表示していました。



特にNFLのように緻密な戦略が勝敗に大きく左右されるようなスポーツでは、ただぼんやりとプレイを見るだけではなく、上記のように色々な詳細情報が可視化されていると、
プレーや選手の凄さがわかりやすくなり、ファンとしても楽しみ方が増えそうです。

ここから少しずつ本題に入っていきます。

この記事では集めた選手の各情報を一度どこかへ蓄積して、蓄積した情報を使ってハイライト映像を加工していると思われます。

もう少し先の話かもしれませんが、この情報がリアルタイムに、監督やコーチへ配信されるようになったらどうなるのでしょう。

例えば監督としては、プレーしている位置がおかしな選手をすぐに把握して修正することが容易になります。

また、選手の走っているスピードがわかるということは、普段のスピードと比較できるので、その日調子が良いのか悪いのか数値的に判断できる事になります。
普段の能力が高いが調子が悪くパフォーマンスが出ない選手よりも、能力が低いがその日が絶好の選手も含めて考えられる事で戦略の選択肢が広がります。

ビジネスでも似たような事が言えるのではないでしょうか。
今まで見えていなかったデータや、モノの動きがIoTの技術によって可視化されていくと、リアルタイムに色々な事実が見えてきて、ビジネス上の決断もスピードアップすることが可能になります。

企業向けのITはヒトとカネの動きを把握するためにデータウェアハウスやBIなど様々な方法を使って、管理しています。

これからはIoTを使ってモノの動きも正確に把握するようになり、ヒト、モノ、カネ、それぞれの動きがそれぞれへうまく影響するようになると面白ろそうです。

身近な生活が便利になりそうな事で何かと注目されているIoTですが、スポーツやビジネスなど色々なところでも活用が広まりそうですね。

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