2016年1月6日水曜日

推理ドラマとリアルタイム

データアナリティクス・グループの梅田です。





皆様は年末年始、どのように過ごされたでしょうか。
家族そろって、年末年始の特番を楽しんでいた方も多いかと思います。

ご多分に漏れず、私も帰省先で紅白歌合戦を見ていました。
今年の紅白歌合戦は、インターネットとの連携が強化されており、小林幸子さんの出演時に巨大衣装の背景で流れていたコメントは、ニコニコ生放送の中継へ書き込まれたコメント投稿をそのまま反映していたとのことです。
番組中、視聴者の投稿が番組に直接反映される数少ない機会でしたので、実際に反映された方はさぞ驚かれたことと思います。
ここ以外で視聴者が参加できた要素は、紅白の勝敗を決める投票ぐらいだったと思いますが、データ放送→携帯サイト→ワンセグ放送→スマートフォンアプリと、年を追うごとに色々な手段で投票できるようになってきています。

翌日は「相棒 元旦スペシャル」を見ていました。
こちらは、特に視聴者参加要素はありませんでしたが、SNSで実況しながら見ていた方もいたことでしょう。


視聴者参加要素が入った番組として、作りやすく盛り上がりやすいのは、クイズ番組だと思います。
1年前の話になりますが、当ブログでも以下の記事がありました。
たまたま目にしたクイズ番組が、視聴者が携帯から参加でき、参加人数や総合順位をリアルタイムに反映する内容で、ライブ感に溢れていた、というものです。

リアルタイムが生み出す「ライブ感」の大切さ
http://bitbspdata.blogspot.jp/2015/01/blog-post_28.html

これに比べると、ドラマ番組は、先に台本が書かれて撮影が行われて、編集後に内容がFIXされたものが放送されるので、どちらかというと静的なコンテンツです。
生放送クイズ番組のような、動的なコンテンツと同じようなライブ感を生み出すのは難しそうに見えます。
が、近年、静的なコンテンツを主体としながらも、動的なコンテンツを組み合わせることで、ライブ感のある番組を生み出そうとする試みが生まれています。
私が知っている例を2つご紹介します。


実例その1は、ドラマ番組でありながら、視聴者にとってはクイズ番組としても楽しめる要素を持った番組です。
ただし、事件捜査ではなく暗号解読が題材となっており、推理ドラマとは言えないかもしれません。

リアル脱出ゲームTV (参考:Wikipedia記事はこちら
  • 2013年~放送。不定期の特別番組だが、2014年に一度連続ドラマ化されている。
  • 謎や暗号を解読しながら制限時間内に脱出を目指す参加型イベント「リアル脱出ゲーム」とのコラボ番組。
  • 毎回劇中で爆弾魔が登場し、爆弾解除のパスワードなどを暗号にして出題する。劇中主人公が試行錯誤しながら暗号を解読していき、爆破を阻止するという内容。
  • 番組の放送時間中、公式サイトに回答入力欄がオープンしている。視聴者は、主人公と同じタイミングで暗号解読することができ、サイトに入力して正誤判定を受けることができる。
  • 番組放送中は、その時点の参加者数と正解者数が、画面の隅にリアルタイムで表示される。番組の最後では、正解者のニックネームが発表される。

実例その2は、スタジオゲストと視聴者参加要素が付いた推理ドラマです。

謎解きLIVE (参考:Wikipedia記事はこちら
  • 2013年~放送。不定期の特別番組。
  • ドラマ番組だが、司会とスタジオゲストがおり、スタジオゲストは生出演でドラマを見ながら犯人を推理している。
  • ときどきドラマ映像が中断され、司会から問題が出題される。スタジオゲストには、登場人物や証拠品がカードになったものが与えられており、その時点の最有力容疑者などを、カードを提出して答える。
  • 視聴者は、このカード提出問題を、データ放送で回答することができ、回答すると採点される。
    成績優秀者は、番組の最後でニックネームが発表される。また、視聴者の選択状況をスタジオゲストが参考にすることもある。
  • さらに、事前に出題される暗号を解読済みの視聴者は、放送中に公式サイトから自分の推理を投稿することができる。一部の推理はスタジオのモニターに映し出され、司会から紹介されたり、必要に応じてスタジオゲストが参照したりする。
  • 放送は二夜に分かれて行われるが、一夜目と二夜目の間にも、公式サイトにて何度か情報が追加される。視聴者は、追加された手がかりで自分の推理を膨らませることができる。二夜目放送が始まるまでの時間帯も「ライブ感」を維持できるよう配慮されていると言える。

どちらも、「ドラマ」という静的なコンテンツに、「リアルタイムでの視聴者参加型」という動的コンテンツの要素を付加することによって、番組の面白さを倍増させています。

我々データアナリティクス・グループでは、データの世界でも同じように、静的なデータと動的なデータを組み合わせて活用することによって、価値を生み出せるのではないかと考えています。
以下の記事は、動的なデータに他の要素を組み合わせて活用することで、営業活動にプラスになるのではないか、という視点について記載しています。
興味がありましたら、併せてお読みいただけると幸いです。

『フローデータ』の活用で、営業現場にインテリジェンスを届ける
http://www.unirita.co.jp/knowledge/magazine/201601_2.html

皆様の身の回りでも「静」と「動」の組み合わせで価値を生み出せるものがあるか、探してみてはいかがでしょうか。

P.S.
究極の「リアルタイムで参加できる推理ドラマ」としては、テレビ番組ではありませんが、参加者がホテルに宿泊して探偵となり、「演劇」という形で事件を目撃した後、現場調査や犯人推理を行うことができる「ミステリーナイト」というイベントがあります。(参考:Wikipedia記事はこちら
テレビ番組としての「リアルタイムな推理ドラマ」は、テレビ番組という枠の中で、視聴者にこのような体験をどれだけ与えることができるか、に鍵があるような気がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿